The 6th International Conference on Design History and Design Studies
第6回デザイン史デザイン学国際会議

■名 称:The 6th International Conference on Design History and Design Studies
     第6回デザイン史デザイン学国際会議

■テーマ:ANOTHER NAME FOR DESIGN: Words for Creation
     デザイン-その多様な世界(仮邦題)

■会 期:2008年10月24-27日

■開催地:大阪市(大阪国際会議場・大阪大学中ノ島センター・国立国際美術館)
     一部京都市(京都国立近代美術館を予定)

■主 催:大阪大学コミュニケーションデザイン・センター

■共 催:大阪大学大学院文学研究科(2007年7月1日現在)

■協 賛:美学会、(社)日本インダストリアルデザイナー協会、(社)日本インテリアデザイナー協会、(社)日本クラフトデザイン協会、(社)日本ジュウリーデザイナー協会、(社)日本ディスプレイデザイン協会、(社)日本パッケージデザイン協会、デザイン史フォーラム(2007年7月1日現在)

■開催予定分科会
「デザインの語源学」「デザインミュージアム」「恒久性と仮設性:過去・現在・未来」「デザイン史と脱植民地化」「自然と人工」「デザイン史をどう語るか」「コミュニケーションとデザイン」ほか(以上は下記の国際委員会委員と主催者側より提案されている研究発表募集サブテーマで、分科会設定の一応の目安です。応募・採択状況に応じて部分的に変更される場合があります。研究発表募集等の詳細については、英文の 「Call for Papers」をご覧ください。)。

■研究発表募集(公募)

ICDHS 2008 OSAKAでの研究発表(英語)は、以下のような7つのテーマ(サブテーマ)で、2007年7月に公募が始まり、同年12月に応募が締め切られます。以下に概略を日本国内向けに紹介しますが、正式の募集内容は英文ページをご覧ください。これらのサブテーマは全体テーマにゆるやかに結び付けられて設定され、会議全体の有効な方向付けを行うためのものです。7つのいずれかに沿った研究が歓迎されますが、その他の研究が除外されるわけではありません。実際、どのようなデザインの研究でも、何れかのサブテーマにあうように配慮されています。7つ目のサブテーマ「コミュニケーションとデザイン」は、主催者である、大阪大学CSCDからの提案ですが、ここにも、どなたでも応募できます。

テーマ1「デザインの語源学」Etymology of Design
いま世界中で使われている「Designデザイン」という言葉は、アジアの人々にとっては外来語である。アジアにはそれに相当するいくつかの別な言葉があり、ヨーロッパにもイタリア語の「ディセーニョ」やフランス語の「デッサン」あるいはドイツ語の「ゲシュタルトゥング」といった言葉がある。それらを比較検討することは、多くのデザイン研究者にとって有意義なことであるはずだ。各国語における「Designデザイン」の類語や関係諸概念についての研究発表が期待される。

テーマ2「デザイン・ミュージアム:その歴史と理念」Design Museum: Another Art Museum or a New Museum?
デザイン・ミュージアムは「もうひとつの美術館」なのか、それとも、まったく別なミュージアムなのだろうか?デザイン・ミュージアムとデザインのコレクションは、美術館や美術コレクションとどう異なるのか?デザイン・ミュージアムにとって最大の課題は何か?日本を含めた各国のデザイン関連のミュージアムやコレクションの歴史と現状を分析した研究を募る。世界各地の比較的知られていないミュージアムや、著名なミュージアムであるにもかかわらず、あまり知られていないコレクション等についての研究がとくに期待される。

テーマ3「恒久と仮設:過去・現在・未来」Permanent and Transient: Past, Present, and Future
おもに建築とデザインの歴史的記述のあり方に関係する研究を募る。私たちは概して、デザインされ、つくられた人工の世界を扱い、そこでは「たてもの」とさまざまな「もの」が連続のひとつの統一体を成している。それらをともに扱う研究者も少なくないが、建築史とデザイン史という個別の分野が成立していることも事実である。さまざまな異なった時代を扱う、伝統的な意味での美術史や建築史と比べるならば、デザイン史研究にはとくに近代ないし近過去に注目し、近未来に論及する傾向さえ見られる。個別の対象を扱いながらも、それらの意味をともに考える。

テーマ4「デザイン史と脱植民地化:周縁のモダンとポストモダン」Decolonizing Design History: Modern/Postmodern for the Periphery
モダンとポストモダンは「周辺国」や「周辺地域」で、そして周辺的あるいは末端のデザインにかかわるさまざまな現場で、どのような働きをしてきたのか。この問題を扱うためには、デザインの実践、文化的・社会的状況、そして、歴史的言説の変化などへの洞察が必要である。重要なテーマであるにもかかわらず、ないがしろにされてきた諸問題を扱う。

テーマ5「自然と人工:メディカルデザイン他のデザインの最前線」Natural and Manmade: Medical Design and some other Design Frontiers
あなたの眼鏡は道具でしょうか、それとも、身体の一部でしょうか?あなたが持ち歩くラップトップは文字通り身体の一部でしょうか、それとも、もはや人生の一部でしょうか?日本の古都を取り巻く緑の山々は自然でしょうか人工でしょうか?その境界は時として曖昧で、デザイン活動の多くがこのような境界領域でなされていることも事実だ。ロボット・テクノロジーの先進国でもある日本で、この種の問題に関するさまざまな研究が発表されることが期待される。

テーマ6「デザインの歴史をどのように語るか」Narrative Strategies in Design History
ぺヴスナー(1936年)以来、デザインの歴史をどう語るかという問題は、デザイン史研究において重要なテーマであり続けている。そのモダニズムへの注目は影響力が大きかったものの、後生の研究者たちは、彼の路線を離れ、その他のテーマや対象に基づく別な語り方を展開してきた。歴史研究―従来の歴史やその語り方についての研究―から、従来の規範を脱した―ジェンダーや、クラフト、ナショナル・アイデンティティ、エコロジーなどの諸問題を扱う歴史、さらには、いかにデザインの歴史は記述されうるかという私たちの理解を広げるような―例まで、デザインの歴史の語り方を問う。

テーマ7「コミュニケーションとデザイン」Communication and Design

20世紀のデザインの主要なテーマであった「コミュニケーションのためのデザイン」は、各種機器、さまざまな手法やシステムが、高速・ユビキタス・グローバルなコミュニケーションを可能にする一方で、その真の困難さを解決していないどころか新たな問題を引き起こしている21世紀において、一層重要な課題となっている。国際的・国内的を問わず、コミュニケーションデザインの諸問題を扱うさまざまな研究を募る(ICDHS 2008 OSAKAを主催する大阪大学コミュニケーションデザイン・センター提案のテーマで、上記1-6同様、誰でも応募できます)。

■研究発表募集期間:2007年7月1日-12月1日(論文アブストクト必着)

応募方法の詳細はICDHS 2008 OSAKA(大阪大学CSCD)事務局、デザイン史フォーラム等のホームページをご覧ください。英文ページも必ずご覧ください。

■論文アブストクトのフォーマット等

A-4、一枚以内に、「Single-spaced, 12pt Times Regular or Times New Roman, Type of file: RTF (Rich Text Format) or DOC (Microsoft Word Format)」で提出。連続で次ページ(同じくA-4、一枚)に英語で、「-Author’s full name(s)-Gender: (M/F)-Title, Position, and Affiliation -Address for correspondence-Telephone (Home or Office)-Mobile Telephone (if possible)- E-mail-Title of the paper-Choice of two ‘Conference themes (希望の分科会テーマを二つ選び)」を明記して、以下のアドレスに送付。2008年1月初旬に、採択、条件付採択等を応募者へメールで連絡します。詳しくは英文ページをご覧ください。

■アブストラクト(発表希望論文概要)送付先アドレス:

icdhsabstract@gmail.com

■おもな日程

2007年12月1日:発表希望研究論文アブストラクト締め切り
2008年1月初旬:採択論文アブストラクト発表(応募者へ連絡)
2008年6月1日:フルペーパー締め切り
2008年6月1日:第1次参加登録締め切り
2008年9月1日:第2次参加登録締め切り

■国際委員会委員(2007年7月1日現在)

テヴフィック・バルジュオール(イズミール経済大学芸術デザイン学部長)トルコ
アナ・カルベラ(バルセロナ大学教授)スペイン
ペッカ・コルヴェンマー(ヘルシンキ芸術デザイン大学教授)フィンランド
エクトル・フロレス・マホン(グアダラハラ大学教授)メキシコ
ヴィクター・マーゴリン(イリノイ大学シカゴ校教授)アメリカ合衆国
オスカル・サリナス=フロレス(メキシコ国立自治大学教授)メキシコ
ジョナサン・ウッダム(ブライトン大学教授)イギリス
ヴィヴィアナ・ナロツキー(王立美術大学講師)イギリス

■組織委員会委員(2007年7月1日現在)

鷲田清一・天野文雄・岩城見一・川崎和男・金水 敏・佐々木丞平・建畠 晢・古山正雄・宮崎 清・湯山賢一

■実行委員会委員(2007年7月1日現在)

泉 万理・大橋良介・太田喬夫・岡田裕成・奥平俊六・尾方義人・面矢慎介・要 真理子・上倉庸敬・近藤在志・鈴木禎宏・永田 靖・橋本優子・樋口孝之・平田オリザ・藤岡 穣・藤田治彦・サラ ティズリー

■学術委員会委員(2007年7月1日現在)

井口壽乃・柏木 博・菊池裕子・菅 靖子・立部紀夫・鶴岡真弓・利光 功・長田謙一・樋田豊郎・森 仁史・藪 亨

■ICDHSの概要

デザイン史デザイン学国際会議(略称ICDHS)は、1999年にスペインのバルセロナで開催されて以来、国際委員会によって、ハバナ(2000)、イスタンブール(2002)、グアダラハラ(2004)、ヘルシンキ・タリン(2006)とほぼ隔年ペースで開催され、2008年の大阪で第6回目を迎える国際会議です。とくに文系・芸術系研究を中心とした広範な領域設定、英米系に偏らない国際的運営体制という特徴をもっています。